2020年大学入試改革 | 2017/5/25 |
皆さまこんにちは。営業部川嵜です。
いよいよ梅雨が近づいてきましたね。
皆さまもお体にはどうぞご自愛くださいませ。
さて、本日はのっけからなんだか堅苦しいタイトルですが、
今、中学3年生以下のお子さんをお持ちの保護者の方なら
事あるごとに話題に上っている事案でしょうか。
文部科学省は2020年に現在のセンター試験を廃止して、まったく新しい
大学入試を行おうとしています。現状では実現までに困難なことも
あるようですが、中学1年生の息子がいる親としては日々、この情報に翻弄されています。
まずはご覧ください。
↑何やら道案内のようですが、問題文では【資料A】として「○○市街並み保存地区の景観保護ガイドライン」となっています。
↑【資料B】として、「ガイドラインの基本的な考え方」を提示されます。
↑そして問題文です。「父」と「娘」の会話から○○市がガイドラインに沿ってどのような訂正を求めたか、父と娘の意見の対立点は何かがとわれています。
しかし、それらが文中にはまったく書かれていません。
現状でのテストで多いのは「60字以内で抜き出せ」というパターンが多いのですが、
ここにはどこにも答えとなりうる文章がありません。
ただ入試を受ける以前に、人間として「共通認識」という普遍性を持っていれば、父と娘が繰り広げているディベート的な
会話から「何をいわんとしているのか」ということが読み取れます。
そして文中には書いていないけれど「正答」となりうる「ことば」があり、それを盛り込んだ解答を書いてやっと正解が貰えます。
、、、、っと、なんだかややこしいことを書き連ねましたが、
この予想問題を読んでの感想は「これは入試ではなく”仕事”ではないか!」ということです。
「これこれこういった状況からお客様の求めているものはどういうことなのか」
「こんな状況下であれば、どういったことが好まれるのか」
等、日々、私たちが仕事をする上で直面し、そして解決をへ導いていくプロセスとよく似ているのです。
息子は改革実施後3年目に大学入試を迎えます。
学校でも先が読めず、これからの6年間をどのように指導して行ったら良いのか
かなり迷走しているようです。
今までのように詰め込み型ではなく「疑問⇒発想⇒調査⇒自らの意見を持ち(まとめる)⇒発表する(提案・提示)」という
ことが出来る大人を作り出そうと、国が真剣に動き出した、とも言われています。
あと20年後には日本はほぼアメリカ型社会になるといわれています。
どんな時代になろうとも、日々楽しく暮らしていくことは大切ですね。
今日はごく1部の方にしか共感していただけないような重い話になりました。
次回はまた楽しい話題を致しましょう~♪